組込みボードで学ぶオブジェクト指向開発講座 ★オンサイトのみ
年々大規模化・高機能化・複雑化する組込みシステムの開発では、生産性や品質の向上が急務の課題となっています。これらの課題を解決する方法の一つとして、開発現場ではオブジェクト指向を導入してきています。しかしその一方、「オブジェクト指向で組込みシステムの製品を開発できるのだろうか」という不安を抱え、導入に踏み切れない開発現場も見受けられます。
その主な理由は、書籍やセミナーなどでオブジェクト指向の有効性は理解できていても、モデルを使った分析・設計の方法や設計モデルに基づいた実装の方法といった、オブジェクト指向によるシステム開発の一連の流れ、あるいは、割り込み処理や並行処理とオブジェクト指向の関係、オブジェクトの生成や削除に伴うメモリの管理方法といった、組込みシステムにおけるオブジェクト指向の適用方法がわからないことです。
これらの方法を学ぶためには、製品開発に近い環境で、オブジェクト指向による組込みシステムの一連の開発を、体験を通して理解を深めていくやり方が最適です。
本講座は、まさに実習での体験を通して学ぶ講座です。実際にオブジェクト指向で開発したソフトウェアの動きを組込みボード上で確認することで、オブジェクト指向導入の不安を取り除くことができます。また、分析モデル・設計モデル・ソースコードとの関係を体験しながら学ぶことで、上流工程で作成したモデルが下流工程のソースコードにどう関係しているかを知ることが出来ます。その結果、本講座を受講後には組込みシステムの開発現場においてオブジェクト指向開発を始められるだけの知識と経験を得ることができます。
組込みシステム開発にオブジェクト指向の導入を考えている方はもちろん、オブジェクト指向開発導入の中心となっているリーダや、組込みオブジェクト指向を試してみたもののうまくいかなかったという経験をお持ちの方に是非とも受けていただきたい講座です。また、実習中心の内容になっているため、開発チームで受講していただくとチーム内で共通理解ができ、受講後のオブジェクト指向開発の導入に効果的です。
3日間
1,260,000円 (想定受講者数20名。受講者数が20名を超える場合は費用が変わります。)
【第1日目】
■要求分析~仕様作成
◆講義
◇要求・要件とは
◇要求分析の流れ
◇シナリオ定義・分析
◇モデルベース分析(オブジェクト指向分析)
◆実習
◇システム要求と開発対象ドメインを把握する。
・ユースケース作成。
・概念モデル作成。
◇モデルを用いて要求を分析する。
・分析モデル作成。
【第2日目】
■組込みソフトウェアの設計
◆講義
◇分析と設計の違い
◇オブジェクト指向設計の特徴
◇オブジェクト指向を用いた組込みシステム開発の主な課題
◆実習
◇分析モデルをもとに設計モデルを作成する。
◇モデルを用いて設計課題を解決する。
・システムアーキテクチャへの適用。
・リアルタイム性・並行性の確保。
◇実装に向けた詳細な設計を行う。
・ソフトウェアモジュール設計。
【第3日目】
■実装・テスティング
◆講義
◇実装とは
◇実装の基本原則
◇テスティングとは
◇テスティングの進め方
◆実習
◇テストケースを作成する。
・単体テストのテスト設計・実装。
◇設計をもとにソフトウェアを実装する。
・設計モデルからコードへの変換。
◇テストを実施する。